質問の質・内容

塾長の思い

絶賛テスト対策「特訓」中の末広学習塾です。

 

 

特訓中は基本的に生徒が自主的に考え、

 

 

問題集を解き、わからなければ質問をします。

 

 

もちろん質問するっていうのはできない事をできるようにするためにはとても大事なこと。

 

 

なんですけど。

 

 

やっぱり質問の質、内容って大事だなーと思うわけです。

 

 

よくない質問

きちんと質問の仕方を指導しないと(しててもなかなか治らない)こんな質問をしてきます。

 

 

問題 鎌倉幕府を開いたのはだれか。

 

 

「せんせー、鎌倉幕府を開いたのって源頼朝ですか」

 

 

とか。

 

 

問題 炭酸水素ナトリウムを加熱すると、二酸化炭素と水が発生する。残った物質は何か。

 

 

「せんせー、炭酸水素ナトリウムを分解すると残る物質は何ですか」

 

 

とか。

 

 

まあこれを質問とするのかどうかっていうところもあるんですけど。

 

 

それに答えるのが先生の仕事だっていう塾もあるかもしれませんけどね。

 

 

こんなもんはっきり言って、質問じゃありません。

 

 

だって答えに書いてあるもん。

 

 

そりゃたまには答えますよ。

 

 

自分も。

 

 

でも何回も繰り返してると、最後にはこう言います。

 

 

「答えに聞け。」

 

 

と。

 

 

こんな質問とそれに答えているようでは自分で勉強なんてできるようにならない。

 

 

その瞬間の、答えが合っているかどうかの不安をいち早く解消したいだけ。

 

 

またはわざわざ答え開くのが面倒なだけ。

 

 

または疲れたからちょっとしゃべりたいだけ。

 

 

どれかです。(「または」多いな。)

 

 

じゃあどんな質問をするべきなのか

具体的に昨日された質問です。

 

 

問題 ある連続する2つの自然数の間にある√aのaにあてはまる自然数の個数が8個であるとき、連続する2つの自然数を答えなさい。

 

 

こんなような問題でした。

 

 

解説には

 

 

n<√a<n+1

 

n^2<a<(n+1)^2

 

なので、

 

(n+1)^2-n^2-1=8

 

 

と書かれていました。

 

 

それを読んで、

 

 

「この左辺の最後のマイナス1って何ですか」

 

 

と来ました。

 

 

とてもよいと思います。

 

 

解説をしっかり読んでる。

 

 

自分で途中までしっかり理解できてる。

 

 

わからないことがはっきりしている。

 

 

だから教えるべきこともはっきりする。

 

 

今回はある数からある数までの数の個数の話をすればすぐに解決しました。

 

 

こういう

 

 

「ここまではわかったけど、ここだけがわからないから教えてほしい」

 

 

みたいな勉強ができるようになると、

 

 

つきっきりで見てあげなくても、

 

 

要所要所で必要な手助けをしてあげれば、

 

 

自分の力でどんどん伸びていけるんです。

 

 

だからうちは自学が大事と言い続けているんです。

 

 

やろうと思ったってすぐにできるもんじゃないですよ。

 

 

言い続けてるけど、まだまだの生徒もいるんですから。

 

 

ちなみに今日は卒業した自学の鬼がテスト勉強しに来てます。

 

 

ま、完全〇〇ですけどね(笑)

 

 

なんかちょっと印象悪いので〇〇としておきます。

 

 

つまりはそういうことです。

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