足りないから引くわけじゃないし余るから足すわけじゃないよ

お知らせ

以前こんなことを言ってる子がいた

 

 

「方程式の文章問題で足りなかったら引けばいいって先生が言ってた」と

 

 

まあ多分その子の聞き間違いか勘違いだと信じたい

 

 

その時に言ったんだけど

 

 

それは違う

 

 

正しくは

 

 

「よく考えろ」

 

 

 

 

アメを配る問題

何人かの子どもにアメを配ります。

6個ずつ配ると10個足りなかったので5個ずつ配ると8個余りました。

子どもは何人いるでしょう。

 

 

この問題の場合

 

 

子どもの人数をxとしてアメの個数についての式を作る

 

 

x人に6個ずつ配るんだからアメは6x個必要

 

 

だけど10個足りなかったんだからそこにあるアメの個数はそれよりも10個少ないはず

 

 

だからアメの個数は6x-10

 

 

今度はx人に5個ずつ配るから必要なアメの個数は5x個

 

 

だけどそれでも8個余ったんだからそこにはまだアメは8個あるってこと

 

 

だからアメの個数は5x+8

 

 

同じアメの個数なので

 

 

6x-10=5x+8

 

 

みんなでお金を集める問題

クラスで調理実習のために材料費を集めた。

1人300円ずつ集めると材料費が2600円不足し、1人400円ずつ集めると1200円余る。

このクラスの人数は何人か。

 

 

この場合クラスの人数をx人として材料費について式を作る

 

 

x人から300円ずつ集めるんだから集まるお金は300x

 

 

材料費は2600円足りないんだからそれよりも2600円高いはず

 

 

だから材料費は300x+2600

 

 

x人から400円ずつ集めるから集まるお金は400x

 

 

これで1200円余るんだから材料費はこの金額よりも1200円安い

 

 

だから材料費は400xー1200

 

 

てわけで

 

 

300x+2600=400xー1200

 

 

となるわけ

 

 

だから足りないから引くとか

 

 

余るから足すとか

 

 

そういう思考停止状態になることが一番いけないってこと

 

 

自分が今何をしているのか

 

 

何を求めているのか

 

 

そういうことを常にしていないといけないってこと

 

 

できない子の多くは

 

 

これをやっていないんだよね

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