さっき、スマホについての事を書きました。
持たせるのであれば、ルールを決め、守らせること。
「こういうルールにするから、守ってね」
「はい」
ならオッケーなんです。
ただ、
ここで、思い出したんです。
以前担当した生徒のお母さんが言っていたこと。
「家では私の言うことを全然聞かないんです」
そういう子の場合どうすればいいのか。
ま、確かにそういうこともありますよ。
ただ、
だからしょうがないって思ってません?
諦めてません?
そういうところ、
子どもは敏感です。
こういえば許してくれる。
こうすれば諦めてくれる。
小さいころから、
10年以上かけて、
少しずつそうさせられてきたんです。
こんな感じで。
10言ったら10やってくれる。
お母さんうれしいわ。
10言ったら8やってくれる。
あれ、減ったけどまあいいか。
10言ったのに5しかやらなくなった。
ま、半分やってるからいいか。
10言ったのに3しかやらなくなった。
少しでもやるだけいいか。
10言っても1しか聞かない。
何でやってくれんの!!
こんな感じ。
もちろん個人差はありますし、
成長に従って、自我が芽生えてということもあります。
反抗期というものもあります。
ただ、これを10年以上、
何万回と続けてきた結果、
言われてもやらなくて大丈夫と判断されちゃったんです。
残念ですが。
きつい言い方かもしれませんね。
こうなってしまうと、正直もう何も聞きませんよ。
今のままでは。
自分にも小学生の息子がいます。
かわいくてしょうがない。
目にいれたら痛いですけど。
だから、言ったことをやらなくても許してしまうこともあると思います。
うちの場合、それがおもちゃの片づけかもしれませんね。
もうね、いつも部屋がおもちゃでごちゃごちゃです。
片づけて、と言っても、端に寄せるだけとか。
全然聞きません。
自分は完璧に聞かせてるから、
これを見ているあなたも同じようにしなさい、なんて言いません。
自分もみなさんと同じ。
できないことに悩み、
どうすればいいのかいつも考えてる。
じゃあこの場合、
やらせるために、
守らせるために、
どうするのか。
覚悟です。
本気を見せるんです。
いや、本気になるんです。
「本気のふり」じゃだめですよ。
10年以上見られてるんです。
「ふり」
子どもは見透かしますよ。
本気で約束してください。
あんたの成績のためにスマホについては、
家ではこれだけは守りなさいって。
できないんだったら、もうこれは持たせられないって。
無理だと言うなら本気で取り上げてください。
何なら解約した方がいい。
それくらいの覚悟です。
できますか。
いや、
やりましょうよ。
本気なんだぞっていう顔。
本気なんだぞっていう目。
本気なんだぞっていう声。
本気なんだぞっていう話し方。
もうこっちは覚悟してんだよって。
きっと伝わりますよ。
だって、塾のブログを気にしてるお父さん、お母さんの子どもですよ。
自分の子どもを何とかしたい。
そう思っているあなたの子どもです。
あなたの本気はきっと子供に伝わります。
本気で伝えて、本気で約束してくださいね。
ちなみに、
つい破ってしまった場合。
必ず罰として取り上げてください。
今回はいいけど次こそは…
とか言い出したらすべてがダメになりますからね。
ちなみに
取り上げたら、お父さんかお母さんがずっと持っててください。
中途半端に隠すなんてことしてはいけません。
探し出します。
そういうところ、
奴ら、無駄に鋭いです。(笑)
去年教えていた生徒。
テスト前だからとスマホを取り上げられたのが3人。
隠し場所を発見した人数。
3人。
ええ、100%です。
学校行く前に隠し場所に戻して、
帰ったら取り出す、なんていう悪知恵の働く子もいました。
隠すんであれば、絶対に子供に開けられない金庫の中とか。
隠すのも本気で隠してくださいね。
友達みたいな親子。
それもいいですけど、
たまには親の本気の顔、
見せましょうよ。