ここから1カ月でやるべきこと

塾長の思い

愛知県公立高校入試まで1カ月を切った。

残された限られた時間の中でやるべきことは何なのか。

 

 

県によっては、入試問題の難易度が何種類かあって、バリバリの進学校はむずかしい問題、そうでもない学校は基礎基本を見る問題、みたいに分かれている県もある。

でも、愛知県は全部の公立高校が一律同じ試験で合否を決める。

となると、どういうことになるか。

もちろんどんな子でも解けるような基礎基本を問う問題ばかりでは差がつかないってことになるわけで。

やっぱり一宮高校を目指すような子でも間違えたり、悩んだりする問題も入れなきゃならなくなるってこと。

 

じゃあオール3くらいの子が、そういう問題を解けるようにならなきゃいけないのかっていう。

そりゃあもちろん解けるようになるに越したことはない。

でもそれって本当に最優先でやるべきことなのかと。

 

数学が一番わかりやすいんで、数学で言います。

大問1でミスをしてる子に、図形と関数の混ざった総合問題をやらせるのが大事なのか。

いやいやそれより最初の1番の問題きちんと全問正解しようよって。

話はそれからでしょ。

だって同じ1点なんだもん。(2点の問題ももちろんあるけれども)

極端な話、満点を取る必要はないんですよ、入試では。

合格できる点数を確実に取る。

これが一番大事。

 

 

できない事をできるようにする。

もちろんそれは正しい。

なんか難しい問題質問して、解き方を教えてもらって。

なんかわからんけどそうなんだーって。

 

それ意味ある?って話。

質問する方も難しい問題を質問してるから、勉強頑張った気になる。

教える方も、よく質問してきたなー、よーしいっちょ説明したるでー!ってなんか満足しちゃう。

みんな幸せなんですよ。

その瞬間は。

勉強してる風だから。

 

でも、それじゃあ点にはつながらない。

もっとやるべきことがあるのにやってないから。

 

スケート初心者にトリプルアクセル教えるくらい無駄。

まずは普通に滑ることから教えないと。

 

勉強する内容を指示したり、教科を指示したり、そういう管理っていうのが特にこの時期は一番大事なんじゃないかと思うんです。

教える方も、説明してるほうが教えた感あるし、生徒の方も聞いてる方が塾行ってる感あるから、形だけで満足しがち。

だけどそれじゃあ成績は上がんないんですよ。

成績を上げるには、自分で問題を解くことが一番なんですよね。

だから入試(テスト)前は、講義を受けるよりも、自分で問題を解く時間を最大限確保することの方が大事だと思うんですよ。

 

わかってもらえないかもしれないけど。

 

とにかく、満点を目指すのではなく(トップ層の子たちはもちろん目指しますけど)、自分が合格できる点数を正しく目指すこと。

これが残り1カ月でやるべきことだと思うのです。

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