小学生の頃、夏休みのラジオ体操に、早朝5時ごろから出かけていた塾長です。
そんな時間に行っても、自分と似たようなのが数人いて、
陣取りと呼んでいた遊びをしてたのを覚えています。
でも今「陣取り」でググってみましたが、該当する遊びはなし。
正式には何というんだろう。
夏休みが始まり、小中学生のいるお宅では、
お昼ごはんのメニューを考えなければならないなんていう悩みも聞こえてきそうですが、
そんな夏休みの中学生が、この夏休みにやるべきことを書いていきたいと思います。
① 夏休みの課題
当然です。
ただ、カツオ君やのび太君、まるちゃんのように、
夏休みの最後にひーひー言ってやっているようではダメです。
たしかそうでしたよね。
目標。
5教科の課題、
7月中に終了。
無理―!と思ったあなた。
できます。
絶対できます。
よほどでない限りは。
毎日学校で何時間受けてるの。
それと同じくらい勉強すれば7月中には終わるはず。
② これまでの復習
学校の授業で新しい範囲に進まないので、
じっくり復習ができるはずです。
1学期に勉強したこと。
前学年で勉強したこと。
不安なところがあるのなら、今のうちに万全にしておくこと。
こういう休みの時にしかなかなかできませんよ。
授業で新しいことも習って、
さらに復習もしてっていうのは、やっぱり大変。
③ 2学期の予習
復習がひと通り済んだら、
2学期に学習する範囲を先取りします。
先に勉強しておくと、
授業でポイントになるところがわかる。
先生の言っていることが理解できる。
例えばどこかに旅行に行くとしたって、
何も知らずに行くより、
下調べしてから行く方が、
より楽しめるってもんです。
だから余裕がある夏休みこそ、
予習をおすすめします。
④ 受験勉強
中3生は当然これも入ってきます。
もちろん、まだ習っていない内容もありますね。
しかし、ここで言いたいのは、そんな難しい問題をやれということではなく、
自分に必要な勉強をしましょうということ。
例えば、いつも社会の点が足を引っ張っているのなら、
社会の勉強を多めにやるとか。
理科の化学変化のことを忘れてしまったのなら、
2年生の復習をしてみるとか。
自分にとって何が必要か、
何が足りないのか。
考えて勉強すること。
これも、考えてみないとわかるようになりません。
自己分析をしてみて、やってみる。
そういう経験もしておく必要があると思います。
⑤ これだけやれたという経験
夏にめいいっぱい勉強する。
この意味は何か。
今後、勉強をしていく中で、
「あの時に比べたらまだまし」
という余裕が生まれることだと思います。
あの時はもっと大変だった。
だからこのくらいは大丈夫。
この余裕。
部活でもそうですよね。
あのきつい走り込みをしたんだ。
だから試合の時間数十分、
めいいっぱい走っても耐えられる。
それを持っているか、持っていないかは大きな差になるんです。
だから、受験生はこの夏に追い込む必要があります。
⑥ 楽しむことは楽しむ
やることしっかりやったら、楽しんでもいいと思います。
お盆にはおじいちゃんおばあちゃんの家に行くのもいいでしょう。
家族で旅行に行くのもいいでしょう。
七夕のお祭りに行くのもいいでしょう。
プールに行くのもいいでしょう。
思い思いに楽しめばいいと思います。
ただ、やることはやる。
易きに流れてしまうのが人間です。
だからこそやることはやる。
きっちり管理してあげることが大事です。
そこは大人の仕事です。
お父さん、お母さん、頑張りましょう。
できたら、楽しむときも、勉強時間ゼロにはしたくないですね。
先日、ご飯屋さんで順番待ちしてたら、
目の前に座った女の子。
学校の数学の問題集やってました。
しかもほぼ終わりかけ。
すばらしいと思いました。
中3生はもうひとつ大事なことがあります。
高校について知る。
どこにどんな学校があるのか。
どんな学科の学校があって、どのくらいのレベルで。
どれくらい時間がかかって、どんな部活があって。
まずは知らないと受けられないですよね。
体験入学なんかも夏にいっぱいあると思います。
行ってみたら本当に通ってみたくなったとか。
行ってみたら意外と思ってたのと違ったとか。
いろんな発見があります。
調べてみて、自分が受ける可能性がある学校はぜひ見に行っておくことをお勧めします。