先日、ある方とお話をする機会がありました。
そこで、何で自分で塾を作ろうと思ったんですか?みたいな話になったんです。
その時に熱く語ってしまったせいで、
おそらく気を遣わせてしまって、
「親としてはすごくありがたい塾ですね。
うちの近所に作ってくださいよ。」
なんてことを言っていただき、
なんとそれを真に受けて、
うれしくなってこんなことを書き始めました。
以前にも似たようなことは書きましたね。
熱く語ってます。
これまでにも、何度も書いてますが、
テスト前は2週間前から全員塾に来て勉強してもらいます。
本当に全員です。
今、まだ生徒が少ないから言ってるわけじゃありませんよ。
どんなに人数が増えても、全員を強制的に塾で勉強させます。
どうやって?ですって?
普通に、です。
では、なぜ末広学習塾は全員を強制的に塾で勉強させられるのかです。
多分普通に塾を経営する人からしたら、お前バカなんじゃないのと言われるかもしれません。
末広学習塾には生徒用の机が40個以上あります。
普通なら、集団授業をやる塾で、それだけ机があれば、
1学年の1回の授業で20人とか30人とかの授業をやり、
それを3学年なので、60人とか90人とかの生徒を受け入れるように経営すると思うんです。
当然ですよね。
生徒が多ければ、売り上げも上がるんですから。
個別指導の塾でも,
月木の生徒30人、火金の生徒30人、しかもそれぞれ2回転だったりすると、
もっとたくさんの生徒数が目標になるかもしれませんね。
ですが、自分は違います。
ホームページの最初にある緑の壁にホワイトボードの写真。
これ、うちの教室です。
この時とは今は少し変わってますけど。
ま、エアコンが付いたり、自分の事務用品が増えた程度です。
横には机は3つしか並べてません。
縦には4つ。
合計12個の机が生徒用に並んでいます。
授業をやるのはこの最大12人です。
1学年の人数が最大12なのは、これが理由の一つです。
そもそも入らないんです。
そこまで広くない。
他にも、自分の目が行き届く限界かな、とか、
競争意識を持つためにはある程度人数がいた方がいいかなとか、
いろいろ考えた結果の12人なんですけどね。
じゃあ、残りの30個近い机は?
あとの机は、2階、3階に置いてあります。
もちろん人を雇って、そっちでも同じように授業をやれば、
売り上げは2倍、3倍になるでしょう。
実質の生徒数は2倍、3倍にできるんですから。
でもやりません。
1学年12人。3学年で36人。
授業を受けるのは12人。
授業のない24人。
だけど、24以上の机が2階、3階にある。
だから全員を強制的に自習に来させられるんです。
塾生全員を同時に集められる。
これが末広学習塾のこだわりです。
36人生徒がいて、
36人全員が同時に塾で勉強できる。
これなんです。
やる気のある子が自習に来る。
当たり前。
塾は何もしなくていいです。
やる気のない子にもやらせる。
それが塾の役割のはず。
だけど、これが大変なんです。
だから、そのために全員が座れるだけの机を用意して塾に来させ、
全員に同じように勉強させる。
これが自分の考えです。
もちろん他人に迷惑をかけるような子はアウトですけどね。
さらに、やらせるからには、もちろん放置はしませんよ。
生徒が増えて、1階だけでは収まらなくなれば、
2階、3階の自習管理や質問対応する人を雇います。
放置されてカリカリ勉強できる生徒ばかりじゃないことなんてわかりきってますから。
自習管理と簡単な質問対応なら学生バイトでもなんとかなるでしょう。
授業を担当する塾講師ではなく、
お手伝いというか、チューターというか、サポーターというか、そんな役割ですから。
これが、末広学習塾はなぜ全員を強制的に塾で勉強させられるのか、です。
自分の知っている限り、こんな塾はありません。
だから自分で作りました。
こんないい塾、絶対ない。
自信持って言えます。
いつか、人からそう言ってもらえるように、がんばります。