空気を読む力

車に乗るとその人の本性がわかると言いますね。

普段はおとなしいのに、飛ばし屋になる人。

見た目ワイルドなのに、道を譲ってくれる人。


いろんなタイプの人がいますが、車に乗ると空気が読めない人って多いと思うんです。

ひと昔前にKYなんて言葉が流行りましたが、その頃のKYとは少し意味合いが違いますよ。

あの頃のKYって、特定の誰かに使ってた気がするんです。

学校で言うと、クラスのちょっと横着な奴に、普通の子が合わせられないとKYだとかって言われてた気がするんです。

強い者が弱い者に向かって使う言葉みたいな。

「お前KYだな」みたいな。

ちがいません?

それとはまったく別で、ほんとに周りが見えてない人。



例えば。

ちょうど塾の前の道路のような、対向2車線の道路で、平気で止まって携帯で話してる人。

いや、対向車いるから追い越せねーし、そもそも止まる前からこっちは後ろにいたじゃん、みたいな。

一本横道に入って止まったり、どっかの駐車場に入って電話するとかできないの?って思っちゃいます。

そもそも今の携帯ハンズフリー機能ついてない機種ないし、そんなにその瞬間に出なきゃいけない電話もそうそうないでしょ。


他にも、

お店から出ようと思って出口で待っていました。

数十メートル行ったところにある信号が赤になりました。

みんな止まります。

なのに前の車と間を開けず、出口で待ってる車の目の前で止まる人。

なに、次の信号まで行くなってこと?


「もう!」ってなることありません?


自分よくあります。

ここからは中学生の場合。


空気は読むな!

もう、声を大にして言いたい。

自分のために自分の勉強をしろ。

他人が勉強してなかろうが、自分は勉強しろ。

これに尽きます。


上位の生徒はこれをやってるから上位なんです。

周りのやつより少しでもいい点とりたいから、みんながやってなくても勉強するんですよ。

勝ちたいって思ってるから。

中位から下位の子、足の引っ張り合いしてない?

俺も勉強しないからお前もすんなよ~みたいな。

テスト前だけど遊ぼうぜ、俺も勉強しないから、みたいな。


中学校のテスト、平均点は学年を追うごとに低くなっていきます。

もちろん内容が難しくなることもありますよ。

でも100点取る子はいつでも100点取るんです。

じゃあなぜ平均点が下がるのか。

中位から下位の点数が下がるから。

なぜ下がるのか。

がんばる子がもっとがんばって、がんばらない子がもっとがんばらなくなるからです。


世の中も一緒じゃありません?

がんばる人がどんどん稼いで、サボる人はどんどん落ちていく。

学校だから見捨てられはしませんよ。

でも社会に出たらってゾッとしませんか?

学校の勉強は社会に出たら役に立たないとか、何に使うのとか、そんなことはどうでもいいんです。

学校の勉強ひとつ一生懸命になれない奴が、何に一生懸命頑張れるんだって話です。


周りの様子をうかがって、しかも自分より下を見て安心するんじゃなく、空気を読めないくらい自分自身に必死になれる方が、人としても魅力的だと思うんです。

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