11月に他の塾から転塾してきた生徒が、今日はこちらが来なさいと指示していないのに自習に来た。
家の人に言われたのかもしれないし、自分の意志で来たのかはわからないけど、とても素晴らしいこと。
来なくてもいい日に、宿題をやるという理由だとしても、わざわざ塾に来たんだから。
で、今日は社会が宿題になっていたらしく、(数学はもうすでに終わっていると言っていたので、そこもえらいじゃん)問題集を開いてやり始めた。
しばらくして、「先生、塾の社会のテキスト貸してください」と。
見るとノートはほぼ手つかずのまま。
どうしたのか聞くと、「全然わからないので調べてやろうと思って」ですと。
はい。
もうわかりますよね。
それ、意味ない。
ある塾の先生はこう例えてました。
「それはウォーリーを探せ」だと。
たくさんの言葉の中から答えにあてはまる言葉をただ探しているだけ。
確かに。納得。
一見よさそうなんですけど、時間もかかるし、探すだけで満足しちゃうんですよね。
覚えない。
だからやらせません。
「そんなにわからないなら一回テキストしっかり読んでみな。その後テキストは閉じて問題集をやりな」
というと、素直に聞き、言われたやり方でやっていました。
やり終わった問題集を答え合わせをさせて、さらに話をします。
「この間違ったところがお前のまだ覚えてないところね。そこをもう一回覚え直すんだよ。」
それが勉強というもんですからね。
そして聞いてみました。
「調べながらやってたらこれどうなってた?」
そしたら期待通り、100点の答え。
「全部〇でした。」
ほらー。
それじゃ自分が、何ができて何ができないのかわかんないのよね。
だからその勉強法はよくないんだよ。
今日ひとつレベルアップしたよね。
よいよい。
と思ったら、その後、言われてもいないのに、
間違えた問題、問題集に印付け始めてた。
それ、言いたかったやつー!
言われなくてもきちんとやってましたよ!
お母さん!
今日彼はレベルが2上がりました。