昨日夜、愛知県公立高校の入試倍率の発表がありました。
再度リンクを貼っておきます。
愛知県は全国でも珍しい公立高校が2校受験できる県です。
この受験倍率に関しては、第一希望、第二希望合計の人数での倍率が出ます。
この合計人数で倍率が出るというところが、きちんとわかっていないと困るところで。
2校受験できるけど合格は1校しかしない
わかっていない人もおそらく一定数いると思いますので一応。
2校受けて、2校とも合格は絶対にありません。
第一希望の学校に合格した場合は第二希望の学校の受験者名簿から消えます。
ですので、第二希望の学校に合格することはありません。
第一希望の学校に不合格の場合のみ、第二希望の学校での合否判定がされるのです。
なお、第一希望だから受かりやすい、第二希望だから受かりにくいということはありません。
第二希望であっても、第一希望の子よりも評定&当日点の合計等で勝っていれば合格です。
第二希望に流れてくる子たちはそれほど多くはない
つまり、第二希望の学校に流れてくる子たちというのは実際はそれほど多くはないというのが現実です。
ですので、この見た目上の倍率にあまり惑わされないようにしなければなりません。
第一希望だけの倍率を考えてみる
参考までに近隣の高校についての第一希望人数での倍率を考えてみます。
まずは普通科
高校名 | 定員 | 第一希望人数 | 第一希望倍率 | 合計倍率 |
一宮 | 320 | 440 | 1.38 | 1.43 |
一宮西 | 320 | 363 | 1.13 | 1.18 |
興道 | 320 | 342 | 1.07 | 1.36 |
一宮南 | 320 | 432 | 1.35 | 1.66 |
木曽川 | 160 | 216 | 1.35 | 2.33 |
一宮北 | 240 | 123 | 0.51 | 1.91 |
上位の学校になればなるほど第二希望の人数が少ないので、第一希望倍率もあまり変わりません。
一宮西
昨年より志願者数が50人減。
第一希望の人数も51人減です。
一宮南
昨年より志願者数が59人減。
第一希望も38人減です。
一宮市内の普通科の高校は全体として志願者が少し減って、例年より少し入りやすいかもしれません。
一宮北は少し割れる心配もなくもないですが、去年も同じような人数でしたが、定員割ってませんね。
第二希望が相当流れてくるんでしょう。
このあたりの子だと、木曽川・一宮北ですもんね。
次に専門学科
高校名 | 定員 | 第一希望人数 | 第一希望倍率 | 合計倍率 |
一宮工業 機械 | 80 | 69 | 0.86 | 1.35 |
一宮工業 電気 | 80 | 80 | 1.00 | 1.46 |
一宮工業 建・土 | 80 | 78 | 0.98 | 1.23 |
起工業 機・電 | 80 | 80 | 1.00 | 1.43 |
起工業 電子 | 40 | 48 | 1.20 | 1.55 |
起工業 化工 | 40 | 49 | 1.23 | 1.35 |
起工業 デザ | 40 | 48 | 1.20 | 1.43 |
一宮商業 | 240 | 214 | 0.89 | 1.74 |
昨年一宮工業の電気は定員を割りましたが今年はそれはない模様。
でも去年は第一希望76人、第二希望39人で定員割れしています。
ですのであまり第二希望に回ってくる子はそれだけ少ないのでしょう。
一宮工業の機械科は通常人気なだけに、ひょっとしたら志願変更する子もいるかもしれません。
それ以外はほぼ例年通りでしょうか。
受験生自身はそんなこと気にしない
とはいえ、自分が行きたい高校です。
そんなこと気にしているより、毎日こつこつ勉強すること。
それが一番大事なことです。
手洗いうがいをしっかりして、話題のウィルスからもインフルエンザからも身を守りましょう。
いつになったらマスクが手に入るようになるのでしょう。
消毒用エタノールも品切れみたいです。
転売……。
こんなときくらいやめてくれませんかね。