自分ひとりで勉強するときに気を付けること

塾長の思い

うちの塾は基本的に塾で勉強をさせる。

 

 

だからテスト前は全員毎日塾だし、テスト直前の土日は塾に来させて一日中勉強させる。

 

 

もちろん家でも勉強はできる。

 

 

塾じゃなきゃ勉強できないわけじゃない。

 

 

もちろんそんなのわかってる。

 

 

家でもできるし、図書館でもできるし、マックやイオンのフードコートで勉強してる子だっているし、スタバやドトールでもできるだろう。

 

 

それでも塾で勉強させる。

 

 

なぜか。

 

 

無駄な時間をできるだけ過ごさせないため

ひとつめはこれかと。

 

 

例えば2時間勉強した。

 

 

じゃあその2時間のうち、集中してたのは実際のところ何分なのか。

 

 

その姿を見てたらわかるけど、見てなきゃわからない。

 

 

例えば5分に1回手が止まる。

 

 

指先の皮をいじる。

 

 

シャーペンを分解する。

 

 

消しかすを丸める。

 

 

髪の毛をいじる。

 

 

繰り返す子は本当に無駄な時間が多い。

 

 

そういう無駄な時間を過ごさせずに勉強をさせる。

 

 

そのために塾に来させて勉強させる。

 

 

塾で見てれば、すぐに注意ができるから。

 

 

「手が止まってるよー」

 

 

「ぼーっとしないで」

 

 

「わからないなら聞いて」

 

 

「終わったなら次進めるよ」

 

 

ってどんどん注意できる。

 

 

でも見えないところで一人でやってたらだれも注意されない。

 

 

だから好きなように自分のペースで勉強しちゃう。

 

 

自分は、この「自分のペースで勉強」ってすごく怖い言葉だと思ってる。

 

 

だってそうでしょう。

 

 

好きな時に休憩。

 

 

好きな時にぼーっとする。

 

 

好きなだけ爪をいじる。

 

 

好きなだけシャーペン分解する。

 

 

気が向いたらちょっと勉強。

 

 

自分のペースで勉強したいっていう子は、こうならないように注意しないといけない。

 

 

だから結局誰かが見てあげないといけないんだけど。

 

 

ほんとにちゃんとできるんだったら、誰かに見られてようが関係なくできるはずなのに。

 

 

気が散るからどっかいけとか、ここじゃ集中できないから自分の部屋でやるとか。

 

 

自分からしたら、言い訳にしか聞こえない。

 

 

2時間勉強したって言っても実際勉強してるのは30分なんてこともザラ。

何もやらないことの訓練になってしまうから

さっきの悪い意味での自分のペースでの勉強を続けるとどうなるか。

 

 

勉強したくない子、わからない子が自分ひとりで勉強すると、よくありがち。

 

 

決められた時間勉強しなさい。

 

 

と言われたら、

 

 

ほんっっっっっっとうにその時間ずーーーーーっとぼーーーーーーーっとできちゃう子がいる。

 

 

なんでそんなことができるのか。

 

 

人間なんでもできるようになるのって、反復練習が大切。

 

 

これも反復練習。

 

 

決められた時間、頭を使わずに、ぼーっとしている訓練を続けた結果そうなっちゃう。

 

 

こうなってしまうと、勉強させるのは至難の業。

 

 

ぼーっとするが基本になってしまっているから。

 

 

そこまでになってしまう前にきちんと正しく勉強する姿勢を身につけさせたいと思う。

 

 

身についてしまえば、時間や環境を気にすることなく、与えられた環境で勉強できるから。

 

結論

自分ひとりで勉強するとしても、最低限、進捗状況の確認と内容の確認は必要。

 

 

時間に対してやった量は妥当なのか、やり方や直し方はきちんとできているのか、見えないところでやるからこそ、その後の確認をしてあげないといけない。

 

 

オンラインがいやだとか、塾より家で勉強したいとか、自分一人でやりたいとか、環境や周りにうだうだ言う裏には、少なからずサボりたいという気持ちがあるんです。

 

 

本当に自分で勉強ができるようになってくると、逆に家だと集中できないから塾で勉強する、っていう方向に変わっていきます。

 

 

そこまでになるように、がんばってほしいんです。

 

 

今は塾に来させられないから、その代わりがオンラインなんだけど。

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