中学生のスマホ

 ブログを書くのにかかる時間が少し短くなった塾長です。

 やっと、「これについて書いてみよう」から、

 「これについて、こういうことが言いたいから、こんなふうに書こう」と、

 全体の流れまでが頭の中で組み立てられるようになってきました。

 少しずつ変わるものですね。

 

 で、

 今回はなかなか耳が痛い方もいるかもしれません。

 または、そんなこと気にしてなかったという方もいるかもしれません。

 中学生のスマホについてです。

 

 今や、大人であればまぁほぼ100%の人が持っているであろうスマホ。

 気になって調べてみましたが、中学生のスマホ所有率、

80%ほど

 だそうです。

 まじか。

 そう思いましたか?

 自分はそう思いました。

 

 自分が中学生の頃。20数年前です。

 田舎ではありましたが、

 クラスの中では、ポケベルを持ってる子が2人くらい。

 それだけでした。

 だから、気になるあの子と学校以外で話をしたくても、

 家に電話しなきゃいけない。

 電話したらお父さんが出たらどうしよう。

 何と名乗ればいいんだろう。

 ドキドキしたものです。

 

 そして、高校生になるころ、

 PHSが普及し始めました。

 ピッチです。

 自分は高校に入ったころにピッチを持ちました。

 カタカナ20文字しか送ることのできないメールが1件10円。

 今思うと衝撃です。

 電話代もべらぼうに高くて、

 ちょっと長電話すると、あっという間に数千円。

 月の請求2万、3万。

 自分から電話をかけないために、

 ワンギリ(電話をかけて「プルッ」となった瞬間に電話を切る)

 なんてこともやってましたね。

 

 周りよりも少し遅めの、大学生になる頃に携帯に移行しました。

 画面は白黒、緑のバックライト、折り畳み携帯、光るアンテナに、1メートルくらいまで伸びるアンテナ。

 懐かしすぎる。

 写真や動画が撮れるようになり、

 それを他の人にも送ることができるようになった。

 映画みたいなものも見れるようになった。

 昔は有料でしたよね。

 今では無料で見れる動画が山ほどある。

 

 本当に便利です。

 使わない日は100%ありませんよね。 

 

 じゃあ、「うちの子にも早く持たせなきゃ!」

 

ちがいますよ。

 そんなことが言いたいんじゃないんです。

 20%の子は持ってないんです。

 持ってない子もいるんです。

 持たせない事もひとつの方法です。

 

 勉強の妨げになると思うからまだあえて持たせない、

 そういう判断をされているお父さん、お母さん。

 すばらしいと思います。

 文句なしです。もう言うことありません。

 

 さて、本題はここからです。

 子どもの「みんな持ってるから」に負けて買い与えてしまったお父さん、お母さん。

 まぁ、そもそも子どもの言うみんなはあてになりませんからね。

 自分が欲しいものだったら、

 周りに2、3人持っている子がいればそれはもう みんな なんです。

 ま、それを知っていた方も、知らなかった方も、

 もう買ってしまったのですよね。

 

 ルールを決めましょう。

 そして、それを絶対に守らせてください。

 努力目標ではありません。

 鉄の掟です。

 破ったら絶対に許さない。

 

1つ目 使う時間を制限する

 1日1時間とかくらいでいいと思います。

 制限がないと、ずっとやってますよ。

 話し合って決めてもいいと思いますが、

 ちょっと少ないよねくらいで十分です。

 詳しくないんであれですが、

 本体側で制限かけることもできるんですよね。

 そういう機能はしっかり活用してください。

 

2つ目 勉強するときには親が預かる

 家で勉強するときには、必ず預かってください。

 特に自分の部屋で勉強する場合。

 スマホひとつあるだけ。

 それだけで、テレビ、ビデオ、DVD、ゲーム、電話、漫画、CD、話しかけてくる友達、これが全部そろった部屋にいるのと一緒。

 時々部屋をのぞきに行くから大丈夫?

 無駄です。

 ボタン一つで元の画面。

 すべて隠すことができる。

 そして一言。

 「調べものしようと思って」

 もう何も言えません。

 

3つ目 寝るときは寝床に持ち込ませない

 間違いなく睡眠時間が削られます。

 勉強法の1つ目、12時までには寝る。

 このためにはスマホは大敵です。

 誘惑が強すぎる。

 

 スマホのアラームで起きる?

 じゃあ目覚まし時計を買ってあげてください。

 めちゃめちゃ音の大きい目覚ましも売ってありますから。

 

 近くのお店にいいのがない?

 そのスマホで amazon 目覚まし 大音量 と入力してください。

 18万件以上出てきます。(塾長調べ)

 よりどりみどり。

 

 

 どうでしょうか。

 少なくともこの3つは絶対です。

 これができないのであれば、それは成績が上がらなくてもいいと言っているようなものです。

 これだけは、塾の力ではどうしようもないことです。

 

 テスト前だけ塾で預かる、なんていう裏技もできなくはないです。

 でも

 最低限のことくらい、自分の子に守らせられる親でいましょうよ。

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