息子の成長を感じた

塾長の思い

奥さんの祖母が亡くなった。

98歳。

息子からしたらひいばあちゃんだけど、いつもばあちゃんって呼んでた。

結構厳しい人で、わたしの若いころはもっとこうだったのに今の子はどうしてこうなのかねぇ、という話をよくしていた。

自分もどちらかというと今の子のはずなのに、なぜか「ねぇ」と言われる側だった。

 

 

実は数年前、奥さんはお母さんを亡くしている。

息子はまだ幼稚園だった。

孫に甘い、絵に書いたような「ばあば」だった。

息子も大好きだった。

おばあちゃんが「ばあば」でひいおばあちゃんが「ばあちゃん」だった。

 

 

そんな奥さんのお母さんの告別式。

息子もまだあまりわかっていなかったのかもしれない。

当然と言えば当然だけど。

きっとまだ小さすぎてきちんとお別れっていうのがわかってなかったんだ。

もう会えないんだよ。

お空に行っちゃうんだよ。

そんな話をしたと思う。

 

 

それが今回の通夜、告別式。

 

参列してくださった方に

「さびしくなるね」

と声をかけてもらったとたん、涙があふれたり。

 

式の途中も涙を我慢していたり。

 

最後の最後、棺桶のふたを閉める直前に我慢しきれなくなって、隣で涙をぬぐっていたり。

 

人の死っていうものがわかってるんだなあって、またひとつ成長したんだなって感じた。

 

式の前や後も、早く帰りたいとかそんなことも一言も言わなかったし。

まだ小さいいとこの子と一緒に遊んであげたり、世話してあげたり。

 

毎日毎日少しずつ変わってるんだ。

見逃さないようにしなきゃ。

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