先日テレビでやっていたはじめてのおつかいをちょっとだけ見ただけで、泣きそうになった塾長です。
っていうか、一人で見てたら100%泣きます。
あと、もう少ししたら始まる熱闘甲子園も泣きます。
涙腺が崩壊します。
今日、愛知県教育委員会のホームページを見に行ったら、
先週、愛知県公立高校入学者選抜の校内順位の決定方式と言うのがアップされてました。
いい機会なので、愛知県の公立高校入試について、
何も知らない人に説明するつもりで書いてみます。
自分は愛知県の高校出身だからそんなことは知ってるよ、だとか、
もうすでに高校生になった兄弟がいるから知ってるよ、とか、
今頃そんなページ見たの?遅いわよ、とか、
そういう方には必要ない投稿になると思います。
でも、県外出身で、愛知県に移り住んで、
初めての子どもが今、中学生。
なんていうご家庭にはぜひ知っておいていただきたい内容です。
自分も復習というか、確認の意味も込めて、
基本の基本から書いていきたいと思います。
愛知県は公立高校2校受験できる。
まずこれが他県との大きな違いですね。
2校受験できます。
ただ、どんな2校でも受験できるのかというと、それはまた別の話です。
群・グループという縛りがあります。
同じ群の中で、AB二つのグループから1校ずつ選ぶということになります。
そこについては、昨年度と大きく変わることはないとは思いますが、
まだ愛知県教育委員会のホームページに今年のものがなかったので、
アップされ次第、また後日説明します。
とりあえず2校受験することができます。
必ずしも2校受けなければならないのではなく、1校しか受験しなくても構いません。
2校受験できるけど合格は1校だけ
ちなみに2校受験しますが、2校とも合格することはありません。
第一希望A高校と第二希望B高校の2校受験したとします。
この場合の結果は、
① A高校だけに合格、② B高校だけに合格、③ 両方不合格、この3パターンです。
詳しく言うと、
まず第一希望のA高校で合格不合格の判定がされます。
その結果、A高校に合格となると、その生徒は第二希望のB高校の名簿からは消えるのです。
よって、① A高校だけに合格 です。
後は大丈夫ですかね。
第一希望のA高校で不合格の場合、第二希望のB高校で合否の判定がされて、
合格であれば、② B高校だけに合格。
これでも不合格であれば、③ どちらも不合格。
ちなみに、第二希望の子より、第一希望の子が有利とか、
そんなことは全くありません。
なので、
合格する可能性は低いけど、もしも合格できたら行きたいC高校と、
現実的にはこの学校くらいだろうなというD高校があったとします。
どうせ受からないだろうけど、受けるだけは受けておきたいといって、
第一希望をD高校、第二希望をC高校としてしまうと、
もしD高校に合格してしまったら、
C高校では判定もしてもらえないということになります。
もし合格してくれたらうれしいどころか、
自分で合格できる可能性をゼロにしてしまうのです。
もしも、ダメもとでも受けるのであれば、
難しい方の学校を第一希望にしないと、意味がなくなるということです。
ま、ダメもとで受けるのではなく、
行きたい高校に行けるようにそれまでの努力をしたいものですがね。
公立高校に合格したら、必ず通う
公立高校は合格したら必ず通うものです。
なぜかと言うと、定員きっちりしか合格者を出さないからです。
合格したのに行きませんなんて人がいると、
その人がはじめからいなければ合格できた人が1人いるわけですよね。
繰り上げ合格という制度がないため、合格したら普通は必ず通うのです。
じゃあ、どんな場合にこんなことが起きる可能性があるのか。
これについては、私立とのからみになってくるんですが、
公立高校A高校、公立高校B高校、私立高校C高校を受験しようと思っています。
ちなみに私立の方が先に結果が出るので、
公立入試を受けるときには私立C高校にはもう合格しています。
希望の順位が ①公立A高校 ②公立B高校 ③私立C高校 この順位。
なら何も問題はありません。
公立2校受けましょう。
ただ、希望順位が、①公立A高校 ②私立C高校 ③公立B高校 この場合。
もし公立B高校で合格もらっても、
この順位なら私立C高校に行きますよね。
なので、私立C高校に受かった時点で、
はじめから公立B高校は受験しないということになるわけです。
私立は2学期、公立は学年末の評定
気にしている人も多いと思いますが、内申書が高校へ行く。
いい子にしてないと内申書に響く。
そんなことが言われます。
ですが、厳密にいうと、内申書という書類はありません。
ないはず。
おそらくみなさんが思っている内申書と言うのは調査書と呼ばれる書類です。
この調査書には、
学習の記録
特別活動の記録(学級活動、生徒会活動、学校行事)
行動の記録
総合的な学習の時間の記録
特別活動以外の諸活動の記録及び特技
出欠の記録
その他の特記事項
という欄があります。
そのうち、学習の記録と言うのが、
評定、つまり、通知表の各教科の評価になるわけです。
5段階評価で9教科ありますので合計が最高45で表されるものですね。
私立高校には、中3の2学期の評定が送られます。
そして、公立高校には中3の3学期の評定が送られます。
なので、2学期の評定は私立高校に直結してくるので、
ぜひ1学期よりも頑張って、少しでもいい評定を取りたいですね。
では公立高校。3学期の評定。
ここで、気を付けなければならないこと。
1学期、2学期の評定は、
それぞれ1学期だけ、2学期だけでつけられます。
ですが、3学期。
これ、よく見ると書いてあると思うんですが、学年末評定書いてあるんです。
つまり、
学年トータルの点数でつくんです。
ということは、
3学期だけ頑張っても、
1学期、2学期がボロボロだと、
3学期に本気出して頑張っても、
どうにもならないということもありうるということです。
2年生の最後から比べて、3年生1学期の評定が下がってしまった人、
その数字に戻すにはかなりの頑張りがいるってことですよ。
例えば、
一学期3、二学期3、学年末4、なんていうことは起こりにくいのはいいですね。
一学期3、二学期5、学年末4、なんてことも当たり前です。
一学期3、二学期4、学年末3、これもよくある。
一学期3、二学期4、学年末4、あー、よかったね、がんばったね。
ってなもんです。
成績上の方だと、ちょっと気を抜いただけで、
一学期5、二学期5、学年末4、こんなこともなくはない。
一学期の成績が出てしまうタイミングでこれを言われてもと思われるかもしれませんが、
中3は、はじめからがんばらなきゃならないんです。
だから逆転するにはこの夏が頑張りどころなんです。
3年生はこの夏が本当に大事ですよ。
まだまだ書くことはありますが、
ここで一回切りたいと思います。
教育委員会で見つけた内容までたどり着けませんでしたね。
では。