繰り返し問題集を解くこと

塾長の思い

先週期末テストが終わった学校もありますが、中部中は今週です。

土日も猛特訓、平日も特訓ということで毎日塾に通ってもらっています。

やることはもちろんテスト勉強。

基本は学校の問題集の反復。

何度も何度も解き直し、わからないところ、間違えたところを繰り返し解き直してできるようにしていく。

 

 

 

 

 

なんですけど。

実はたまにこんな子がいるのです。

これではいくらやってもできるようになりません。

 

順番で覚える

社会の問題集を繰り返しやる。

歴史の人物名や、出来事、地理の山脈の名前や、都市名。

覚えることはたくさん。

だから繰り返す。

 

それは間違いないんだけど。

 

言葉を順番だけで覚えてることがあるんですよ。

 

簡単に言うとこうです。

 

①鎌倉幕府を開いたのはだれか。 源頼朝

②①の人物が地方の国ごとに置いた役人を何というか。 守護

③①の人物が地方の荘園や公領ごとに置いた役人を何というか。 地頭

 

通常このように、問題に対して答えがあります。

 

それが、勉強の苦手な子に多いのが、

 

鎌倉幕府を開いたのはだれか。 源頼朝

①の人物が地方の国ごとに置いた役人を何というか。 守護

①の人物が地方の荘園や公領ごとに置いた役人を何というか。 地頭

 

こうやって覚えている。

問題を一切無視して、①源頼朝、②守護、③地頭、みたいなことです。

こういう子は、テスト勉強で問題集ではできるようになるけど、テストでは点が取れません。

そりゃ当然です。

何が源頼朝で、何が守護で、何が地頭なのかわかってないので。

 

でも案外多いんですよね。

 

勉強が苦手な、真面目な子にありがちです。

こういう覚え方をする癖がついちゃってて、無意識のうちにそういう覚え方をしてるんですね。

なかなか難しい。

解決策は

まずは、そういう覚え方をしているのではないかと確認をします。

そしてその覚え方ではだめだという話をします。

問題を読んで、答えを、と。

 

それで解決できればいいのですが。

それでもどうしても答えを順番に覚えてしまう場合には物理的な工夫が必要です。

 

問題集を2種類使う。

 

本当は、1つの問題集を徹底的に隅々までやらせたいのですが、こういうタイプの子にはこれかなと。

問題集によって、聞き方とか、問題の順番とかが違うので、答えを順番通り覚えることはできなくなるかなと思うんです。

 

あとは、語句について説明させる、というのも一つではあると思います。

「源頼朝」が答えになる問題を作りなさい、とか。

 

こういう工夫をして、徐々に変えていくしかないと思うんですよね。

こうすれば一発解決!

なんてことはきっとできないと思います。

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