昨日、末広学習塾、初めての授業をやった塾長です。
とはいえ、マンツーマンでの授業なので、本来の少人数集団授業とは違いますが、
何にせよ、初授業でした。
昨日は数学の確認をしましたが、
聞いていたテストの点数とはうって変わって、
「むむ。できるぞ。」
わかっていないわけじゃない。
ただ、細かいミスが多い。
これは。
全く分かってないわけじゃない。
全然できないわけじゃない。
でもテストでいまいち点が取れない。
よくいるパターンです。
家で問題集やったらできるけど、テストではいまいち。
これ、練習不足のことが多い。
いろんな塾でも言われると思います。
「わかる」と「できる」は違う。
自転車の乗り方で例えましょうか。
自転車は、左右に倒れないように、
バランスを取りながら、
ペダルを足で前に漕いで進むんだよ。
曲がるときには、
ハンドルを曲がりたい方向に少し切って、
体も少しその方向に傾けると曲がれるよ。
でも傾けすぎると倒れちゃうから気を付けてね。
じゃあ支えるから一回乗ってみよう。
文字で説明するとこんな感じでしょうか。
この文章を理解して、
さあ、やってみようって言って、
支えてもらいながら乗った段階。
これが「わかる」の段階。
これで自転車レースに出れます?
いやいや、無理でしょ。
乗り方がわかったら、
次は練習でしょ。
はじめは支えてもらってたけど、
だんだん離してもらって、
何度も転んで、
けがをして、
もういやだーって泣いて、
じゃあもう乗れなくてもいいの?とかって言われて、
また、いやだー!って泣きながら乗って。
何度も何度もそれの繰り返し。
そして少しずつふらふらしながらも乗れるようになって、
最終的に、自分一人で乗れるようになる。
これが「できる」の段階。
勉強も一緒。
ていねいに説明されて、
ふんふんと聞いて、
じゃあやってみてって言われて、
説明された問題と同じような問題を解く。
時にヒントが黒板に書かれている問題を。
それを見ながら解く。
説明してもらったら解ける。
ヒントがあれば解ける。
このレベル。
これが「わかる」の段階。
そこから、
何度も解き直し、
類題にもあたり、
間違えた問題はやり直し、
全く違う種類の問題の中にポンと1問だけ出てきても、
ヒント無しで、正確に解ける。
何なら、この問題の間違えやすいポイントはここだから、
そこに気を付けて解こう。
なんてことまで考えられるようになる。
だからミスも少なくなる。
これが「できる」の段階。
計算ミス、符号のミス。
これらは数学でしょうもないミスと言われがち。
でも、間違いであることには違いはない。
このしょうもないと言われるミスをしないためには、
反復練習しかない。
学校の問題集1回解いただけでは全然足りません。
ミスをなくすためには手は抜かないぞ。
今までの範囲、本当に完璧になるまでやるから。
覚悟しろ。
ちなみに末広学習塾、
8月の夏期講習から正式授業スタート。
7月中は来る来ないはお任せしてある。
それなのにこの子は来た。
そして、今日以降も毎日来ます。だって。
いいぞいいぞ。
そうこなくちゃ。
そういう子は、
絶対に伸びる。
絶対に伸ばしてみせる。